恒例 新宿西口「新宿エルタワー」総合防災訓練
高層ビル「ロープアクセス」レスキューデモンストレーション
毎年恒例となりました、新宿西口「新宿エルタワー」総合防災訓練の一環として、高層ビル(高さ121m)でのロープアクセスレスキューデモンストレーションを、当社のIRATAロープアクセス技術とレスキュー技術を用いて行いました。近隣の方やテナントの方の中には、これが始まるといよいよ年末だなぁ、とおっしゃる方もいて、今後は西新宿の秋冬の風物詩にもなりそうです。
昨年同様に「新宿エルタワー」様からの参加要請と全面的な御協力をいただいたことで、総合防災訓練の中で実現することができました。今回も当社がライセンスを取得している「IRATA」の技術を用いて、国際産業ロープアクセススタンダードで行いました。
設定は、ゴンドラ作業中に大規模な震災が発生して、通信機能やビルの電源供給が遮断され復旧の見通しは望めない状況で、地上50m付近で操作不能となっている。公的救助・メーカー対応なども、まったく連絡不通。さらに、今回の位置はハシゴ車でも届かない設定です。このような状況で建物内部(ガラスの破壊等)や周辺に影響なく、迅速に救助を行えるのがロープアクセスレスキュー技術です。救助方法としては古今東西様々な方法がありますが、私たちは「IRATA」という共通した技術を得ることにより、国際産業ロープアクセススタンダードとして実行できるものであります。ヨーロッパを中心とする海外では、このような場面や産業などでロープアクセス技術者が多く活躍しています。
今後、国内でロープアクセス導入を検討されている方々の、御役立ちになれるように努力してまいります。
メンバーカンパニーは、作業手順や作業過程を定期的に第三者組織から監査を受けることを義務付けられており、協会はメンバーの作業の一貫性や質の維持に努めています。